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奉納管弦祭 キラティシュワル寺院

キラティシュワル寺院(Kirateshwar Mahadev Temple)は広大なパシュパティナート(Pashupatinath)敷地の裏手にある寺院の一つですが、特筆すべきは毎月の満月の夜に行われる奉納管弦祭でしょう。

この管弦祭は、一般に南西アジア伝統音楽の教育機関として知られているキラティシュワル音楽僧院が主催しています。この僧院では、南西アジア伝統音楽を学ぶ上で誰もが必ずマスターしなければならない声楽や伝統的楽典の教授を始め、各生徒が選択した民族楽器等の演奏指導やコンクールの開催等を行っていますが、1991年になって、神々に音楽を奉納するこの管弦祭を始めました。

年に一度同僧院主催で開催される18才以下の生徒によるコンクールで優勝した者は、賞金を授与されるほか、この管弦祭での演奏を許可されます。コンクールは声楽、伝統楽器、打楽器の3カテゴリで審査されますが、これに勝ち上がれば、毎月の満月の夜のコンサートで自分の演奏を内外の有名音楽家や、耳の肥えた聴衆に披露することができるというわけです。

キラティシュワル音楽僧院は、南西アジア伝統音楽を維持発展させる目的で設立されましたが、奉納管弦祭の開催はその活動の中でも極めて重要な営みとして位置づけられています。神々への奉納という意味も手伝って、過去25年間にわたり一度も中断されることなく、国内外の演奏家により継続して開催されてきています。外出禁止令が発出された夜であっても例外ではありませんでした。

この管弦祭には内外の評価の高い演奏家が招かれてその腕を披露しあっており、極めてレベルの高い演奏会ですが、誰彼問わず入場は無料です(寺院までの交通費はご自身で負担して下さい)。

毎月満月の夜には必ず開催される奉納管弦祭は、基本的に4時開演、7時終演です。キラテシュワル寺院へはパシュパティナート寺院をバグマティ川方面裏手に回り込み、徒歩で寺院まで上がる方法と、パシュパティナート寺院ダラムシャラの丘を越えてバグマティ川まで降り立ち、そこから寺院へ歩く方法がありますが、いずれも少しわかりにくいこと(といっても開演後はタンプーラやタブラの音が道案内になりますが)、日が暮れると足下が暗いこと、観光客向けの施設ではないのでトイレや売店等はないこと、等にご注意下さい。

この管弦祭ではタブラ(Tabla、南米のボンゴのような南西アジア伝統打楽器。名手Zakir Hussainの演奏が有名)、バンスリ(Bansuri)をはじめとした伝統的横笛、ハーモニウム(Harmonium、南西アジア式手風琴)、タンプーラ(Tampura、南西アジア伝統音楽には欠かすことの出来ない背景音専用楽器)、シタール(Sitar、誰もが知る伝統的弦楽器)等々、数多くの民族楽器が登場しますが、思想的にもっとも重要なのが歌、つまり声楽の演奏家です。

音を階段(音階)ではなく連続したひとつのスロープとして捉える南西アジア伝統音楽の世界では、これをもっともシンプルに演奏できるのが人間の声であり、すべての楽器の基本とされています。演奏家はまず声楽を学び、それから個々人の楽器を習得します。従い南西アジア伝統音楽においては、すべての楽器が「歌っている」ともいえます。演奏ではラーガと呼ばれる音階スケールが(無数に)あり、これに複雑なリズム体系が重なります。同じ演奏なのに楽器によって違う拍子を取っていることもしばしばで(!)、最小公倍数でリズムが合致するカタルシスを、演り手も聴き手も楽しんでいます。

西洋でも音楽は数学等と同じ理系活動として分類されて来ましたが、南西アジア伝統音楽も同じように理系の芸術といえるでしょう。興味のある方は、演奏者に頼んで少しだけ楽典を教えてもらいましょう。ラーガの意味と種類、サレガマの音階と思想、ターラと呼ばれるリズム体系など、興味深い話がたくさん聞けること間違いなしです。

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